技術を教えるということ

技術を教えるということ #

結城さん 経由 -> 「しっぽのブログ: 技術を教えてくれた先生 」->ますだ
お題はリンク先を読んでいただくとして、ワシも思い当たるところがあるので書いておく

小学生低学年の頃、ワシはとんでもなく運動音痴だった。走るのは本当に遅かった。50m 走るのに 10 秒以上。走るのが遅いということは、みんなに笑われるようなことなんだと、子供心に不思議だった

四年生になった。担任になった新卒の男の先生のことが大好きだった。そして「一生懸命走る」ということを覚えた。ネタのような話だが、それまでのワシは「走る」ということはできても「全力で走る」ということがわかっていなかった。全力で走ったら普通くらいのスピードにはなった。そして、中長距離はむしろ得意分野になった(といっても、陸上部の人達のレベルには遠いけれども)

鉄棒の逆上がりも、多くの小学生を悩ませるお題だと思う。ワシもかなり苦しんだ。なんでそんなことができるのかわからなかった

四年生になった。担任(中略)。当時「コウモリ飛び半ひねり」と呼んでいた技ができるようになった。鉄棒に逆さまに(コウモリのように)足でぶら下がり、勢いをつけて飛んで、空中で半分ひねって鉄棒の方を向いて、手でぶらさがる

縄跳びも苦手だった
四年(中略)。二重飛び 100 回、余裕です

担任の先生が技術を教えてくれた記憶はない。教えてくれたのかもしれないけど、覚えていない。覚えているのは、その先生がいつも一生懸命だったこと。ワシ達と一緒に笑ってくれたこと。ワシ達と一緒に走ってくれたこと。星が大好きだったワシの、夜の校庭での天体観測につきあってくれたこと。日曜日、みんなでその先生の家に遊びにいって、先生のお母さん手作りのオムスビをみんなで食べたこと

そして、ワシがその先生を大好きだったこと

好きじゃないことは全くやらない子供だったワシの血は、しっかり息子にも受け継がれている。だからワシは、自分の子供に、いろんな楽しいことを教えてあげて、いろんなことを一緒に楽しんでいこうと思う

[VAN] (2008年10月10日 11時50分16秒)
ジーソ

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