Web 2.0 ツールのつかいかた

Web 2.0 ツールのつかいかた #

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明日発売かと思ってたが、今日既に売ってた。

さて、Web 2.0 については識者が説明してくれるだろうから、他のことについて。

  • フォトストレージサービスに保管してある写真の中から、長男の七五三の写真を探し出す
    • 方法1: 保存する時に「七五三」というタグをつけておいたのでバッチリだ
    • 方法2: 今、長男は 6 歳だから、2 年前の 11 月の写真からさがす
    • 方法3: 子供の生年月日と「七五三」というキーワードから、2 年前の 11 月の写真がピックアップされる

なんとなくコンピュータくさいのが方法1。検索機能を使って、それなりに便利。でも、自分自身で「七五三」タグをつけてないと、まったく機能しない。

一番アナログだけど一番なじみやすいのが方法2。大多数の人の昔からの写真の整理方法は「時系列かつイベント毎」であるはずだ。なので、なんの違和感もなく方法 2 で目的の写真を探し出せると思う。

個人的には、もっともステキなのが方法 3。これを自然に行える状態でないと、コンピュータで管理しとく意味がないと思うのだ。写真データには撮影日時情報が従属しているし、長男の生年月日も変わらない情報だし、七五三は日本では 11 月のイベントだし。

何がいいたいかというと、

  • コンピュータならではの便利さというのは、実は気づいているようで気づいていなかったりする
  • 普通の人が興味ないようなマニアックな事が、実は形を変えて普通の人に利用されていたりする

ということ。写真スキーなのでフォトストレージを例にあげたんだが、どんなジャンルにおいても、方法 3 的なことがすごく自然になると、Web 3.0 くらいになったりしないかな? フォトストレージだと、次のブレイクスルーは

  • 「ここ数年の、気持ちいい秋晴れの日の写真」とかいう検索
    • 画像の色情報をなんとかするのと、過去の天気予報、自分の行動記録を元に
  • もう自宅で HDD に保存なんかやってらんねぇ。ストレージのプロが、ペタの単位でディスク用意してくれ

という辺りではないかと予測。後の方は、もう鉄板なので、最初の方をいかに簡単に実現するかだ。

。。。というマニアの声をどう一般的に使えるものにするかが「サービス」なんだよ、つまり、「一般人への道もギークから」なんだよ、「普通の人の心、普通の人知らず」なんだよ、というようなことを、この本に限らず「WEB 2.0」系の本を読むにつけ思うので、一度声に出しておく。

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