暮らしづらい世間

暮らしづらい世間 #

写真を撮っていると、思わぬことがおこったりする。

  1. 公園で花の写真を撮っていた
  2. 急ブレーキのような音
  3. 驚いてあたりをきょろきょろ
  4. 花壇の向こうで女性が硬直していた。さっきの音はその人の悲鳴だったらしい

どうやら、花壇の向こうで撮影しているワシに気づいて、瞬間的に「物陰から自分を撮影するあやしい男」と思ってしまったらしい。その時は弁明するまでもなく、お互い「ごめんなさいね」で終わったが、世の中には、ひどい仕打ちを受けた人もいる

で、もうひとつ思ったこと。趣味として自転車に乗り始めて約 1 年。ヘッチンかぶってる時とかぶってない時とで、明らかに色々違うのだ。かぶっている時は、自動車の気を使ってくれる度アップ。ママチャリの冷たい視線度アップである。

カメラについては、小さい子供や年頃の娘さんやその親御さんとかの気持ちはわかる。自転車については、ヘルメットをかぶることで「本気と書いてマジと読むモードのチャリンカー」認定されて、車か人かの判断がされているのであろう。そう考えると、チャリンコ乗りってコウモリさんみたいだな。

一部の自意識過剰な人たちを除いたとしても、趣味の世界というのは、興味のない人から見れば「異端」である。それがわかっているから、自分の趣味を他の人に押しつけようとはしない。最低限のマナーを守って、写真を撮りたい人は撮ればいいし、自転車に乗りたい人が乗ればいいと思う。

なんだか最近、いろんなことが記号化されていて「カメラ=盗撮=犯罪」とか「ヘッチン+自転車=高速走行=危険=歩行者の敵」とかいう世の中になっていると感じるのは、それこそ自意識過剰ですかそうですか。

でもね、自意識過剰な人間は、撮影時のマナーや走行時のマナーには気を使っていると思う。それこそ過剰なほどに。

たかが写真撮るだけで、たかが自転車に乗るだけで、何かを覚悟しないといけない世の中なんて、くそくらえですな。でも、糞をくらいながらも、そんな世の中で生活していくんだよな、というような事を、前述のサイト を見ていて思った。氏はプロのカメラマンだから写真は撮り続けるだろうが、仕事抜きで撮る写真に暗い影が落ちないことを祈る。

今日の教訓:とりあえず、東三国近辺ではカメラはカバンにしまっておくこと

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